19 ナナズグリーンティーのほうじ茶白玉パフェ [38歳:パフェ]
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14047191/
具だくさん度:★★★★☆
まんぷく度:★★★☆☆
抹茶を使った洋菓子は、いまや当たり前。
近ごろは、ほうじ茶スイーツがトレンドでございます。
というわけで、ナナズ「グリーンティー」という店名に逆らい、
ほうじ茶パフェを注文してみましょう。
¥853
結論から申しますと、
主体となるほうじ茶アイスやほうじ茶ゼリーは、
それ自体、パンチのある味というワケではありません。
ただ、客が最初に口に含む、てっぺんのソフトクリーム。
そしてそれにかかっている黒蜜が、
しょっぱなからガツン!と味覚を掴んできます。
・・・というか、油断すると。
ソフトや黒蜜の味に、ほうじ茶が負けそうになります。
負けそうになるのですが、
口の中のものを飲み込んでからの後味が、
ほのかにたしかにほうじ茶で、優しくも香ばしいのです。
この手のスイーツで、あんこがこしあんというのが、
ちょこっと珍しいように思います。
つぶこし論争においてリネンは永世中立の立場を取っておりますが、
こしあんだとなんとなく、洗練された感じがするかも知れません。
よく見ると、このパフェ、
全体が茶色と白のモノトーンなんですよね。
カラフルだったりキラキラだったりすることが多いパフェ界にあって、
水墨画のような佇まいでございます。
虚飾を排除することで、「ほうじ茶」というアイデンティティを一層際立たせる。
無駄がない、というパーフェクション!
モノクロだけど華やかで、
懐古的なようだけどスタイリッシュ。
映画『アーティスト』みたいなタイプと見た!
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