7 アレシャントゥのフロマージュクリュ [41歳:チーズケーキ]
どっしりーーーー★ふんわり
甘ったるいーーーー★ほんのり甘い
バンカラな味ーーー★ー優美な味
「フランス産クリームチーズにフルールドセルとパイナップルコンフィがアクセントのレアチーズ」
フロマージュは、チーズのこと。
クリュは...よく聞くけど、なんだ?
パイナップルコンフィは、なんかこうアレだ、パイナップルを甘く煮たやつだろう。
フルールは...フルールは...
ロマサガにでてくる武器?
よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』というマンガがあります。
主人公の見習いパティシエは、学校の勉強はあんまり得意じゃなかったタイプ。
ある日オーナーから、フランス語を習いに行けと勧められます。
だいたい今までナパージュだのグラサージュだのアングレーズだのって製菓用語をどうやって覚えてきたんだ、
と言われて一言。
それは何かこうフィーリングで...
呪文のように丸ごとムチャ覚えって感じ!
フランス語満載の名前がついたアレシャントゥのケーキを食べるとき、リネンは、
『西洋骨董洋菓子店』の見習いパティシエを思い出し、
作中に出てくるパヴェ・オ・カラメルは、吉祥寺のアテスウェイのパヴェ・ブルトンがモデルかなぁとか、
同じくデリス・オ・フランボワーズは、京都のオーレリーのフランボワジエみたいな味がするのかなぁとか、
想像力を膨らませたことを思い出すでしょう。
チーズの酸味の中に繊細な塩気のあるフロマージュクリュ、
濃厚な甘さの中に苦味のあるタルトショコラキャラメル、
一口で「うわやっべ!」と声がもれるアレシャントゥのケーキを食べるとき、リネンは、
見習いパティシエが師匠のケーキを食べたときのハデなリアクションを思い出し、
「たしかに、エフェクトが付くほど美味しいケーキってあるよなぁ...」と彼に共感しては、
『西洋骨董洋菓子店』のイケメン揃いっぷりに、
免疫力を上げることでしょう。
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