２２ グラマシーニューヨークのニューヨークチーズケーキ

どっしりーー★ーーふんわり
甘ったるいーー★ーーほんのり甘い
いい意味でチーズくさい★ーーーーいい意味でチーズくさくない


チーズだ！！

チーズの発酵食品らしい匂い、
カマンベールチーズの白いとこのような匂いが、むふーと鼻に抜けます。

クリームのてっぺんに乗ってるハチミツ味のジュレが、
鼻腔をちょんと刺激します。

そして、シルクのよーになめらかなテクスチャー。

なめらかで柔らかいぶん、いわゆる「どっしり感」「ずっしり感」ではないし、
チーズの風味が全面にでてるぶん「甘ったるい」って感じでもないんだけど、
主張したい味が、ハッキリと全面に出ています。


軽快なんだけど、濃い。
品がありながらも、主張はハッキリする。

それは、
それは、...

理想のアメリカじゃなかったか...


昨秋の大統領選を見たあとは、ケーキひとつでこんな気分にもなります。
アメリカよ、もっと気高く美しくあれ。
リネンはちゃきちゃきのアメリカ贔屓なのです。

グラマシーニューヨークの店頭でケーキを買うとき、リネンは、
このチーズケーキを筆頭に、
「アメリカ」「ニューヨーク」を強く意識したネーミングを見て、

例えば、
一般にはモンブランと、シーキューブではモンテ・ビアンコと呼ばれる栗のケーキが、
ここでは、ロッキーマウンテンと名付けられているのを見て、

なんとなく微笑ましい、いとおしい気がして、
口角をほころばせ、密かに免疫力を上げるのでありました。

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