３２ 不二家の北海道なめらかチーズパイ

どっしりーーー★ーふんわり
甘ったるいーーーー★ほんのり甘い
フレンチパイ生地ーーーー★アメリカンパイ生地


なめらかチーズパイ、の名に恥じないなめらかさ！
しかし、やわやわと頼りない食感かといえばそうではなく、
「なめらかなチーズケーキ」から、
「めっちゃしっかりしたチーズ風味のプリン」に、
一歩だけ踏み出した感じというか...
イタリアンプリンに、少し近い？のか？

パイ生地が何しろ好みでして...♪
さくさくとした、ビスケット調のアメリカンパイで、
一切甘くない。なんならちょっと塩気がある。

タルト...とも、またちょっと違うんですよねえ。
この手のアメリカンパイ生地って、意外と売ってないもんなんです。
かといって自作するのも絶妙にめんどい。
冷凍パイシートがあるぶん、フレンチパイのほうが敷居が低いまである。


コージーコーナーと双璧をなす、
ニッポンの標準的ケーキ屋さん。

しかし、「標準的」とは言いながら、
ラインナップは実に多様性に満ちていて、
なんとゆーか「標準的」のレベルが高いよなぁと...
だって、この北海道なめらかチーズパイ以外にも、
チーズケーキだけで２～３種類はありましたからね。

大人も子供も男も女も、
チョコ好きもフルーツ好きもクリーム好きも、
家族みんなのケーキを買うための品揃えだから、
こんなに多様なのかもね、きっと。


それぞれに程よく個性的でありながら、
どこか「ファミリー」の気配がするケーキをいただくとき、リネンは、

ちょっと特別な日にお母さんが買ってきたりするのかなぁとか、
それとも飲み会帰りで上機嫌なときに勢いで買って帰っちゃったりするのかなぁとか考え、

そういえば洋菓子屋さんというのは、
上機嫌なヨッパライの皆様が案外上客なんだよな～wwと思い出し、

ペコちゃんのほっぺというお菓子を指差して、
「おねえさんのほっぺくださいww」とか言ってきた酔客に対して、
「お客様、恐れ入りますが当店では、松嶋菜々子のほっぺというのは取り扱いがございません」
と切り返した猛者がいるらしいという伝説をかつて聞いたことを思い出して、

ソフィスティケイテッドな女性かくあるべしと身を引き締めては、
免疫力を上げるのでありました。

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