４０ シーキューブのティラミス

お若い人よ...
かつて、ティラミスはオサレスイーツでありました。
今で言うタピオカやマリトッツォのような流行りの食べ物だったのです。
余談ながら「スイーツ」という言い方は当時はなく、
甘いものは軒並み「デザート」と呼ばれていました。

特別高価なものではなかったかも知れませんが、
かといって、小学生のおやつにホイホイ出てくるようなものでもなく、
いったいどんな美味なのだろうと憧れを抱いたものでした。

それとは別に、
「ホールケーキを独り占めしてみたい」という誰もが抱く夢を、
すべからくリネンも持っておりました。


さて。
時は流れ。


社会人となり、仮にも自分の稼ぎというものを得るようになったリネンは、
「ティラミスのホールケーキを独り占めする」
という行動に出るのでありましたッ！！


どっしりーーー★ーふんわり
甘ったるいーーー★ーほんのり甘い
独り占めの喜びーー★ーー誰かとシェアする喜び

一気に食べようと思えば食べられますが、
ここは一人前ずついただきます。
今日ティラミスを食べたのに、
明日のぶんもある！明後日のぶんもある！
なんという幸福でしょうか。

ティラミスを食べてみたい。
ホールケーキを独り占めしてみたい。
２つの夢をいっぺんに叶えた瞬間です。


子どもの頃の夢を叶えられる人間は、ほんの一握り。
そう思っていませんか。
それは、アイドルになりたいとか宇宙飛行士になりたいとか、
デカくて目立つハデな夢に限ればそうかも知れません。

でも、ハデな夢だけが夢でしょうか。
作文に書いて先生や親に誉められるような夢だけが、夢なのでしょうか。


コロナのせいで叶わない夢があるならば、
今は、叶う夢を叶えましょう。
日常にも夢はあるはずで、
細かい夢をたくさん叶えまくってキラキラなモザイクみたいにしながら、
時が来るのを待てばいいだけの話なのです。

夢の力と免疫の力で、コロナ禍に立ち向かうッッ！

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