28 バナナアンドストロベリー [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★★☆☆
具だくさん度:★★☆☆☆
名前告げるの恥ずかし度:★★☆☆☆
在野精神、という言葉をご存じでせうか。
権力の中枢に安穏とするのを嫌い、敢えて、一般の世間に混ざって活躍することです。
バナナはかつて、王でありました。
庶民にとっては高嶺の花だとか、病気になると食べさせてもらえたとか。
のちに輸入が自由化され、「高嶺の花」の座は、メロンやマンゴーへと移ってゆきました。
バナナは、値崩れしたのでしょうか。
さにあらず。
私は、バナナは「野に下った」のだと思います。
人々に寄り添い、いつでもみんなに食べてもらえるように。
それはなんと崇高な意志ではありませんか。
親しみやすい値段、
軽食にもなりうる栄養価、
持ち歩きやすく剥きやすいポータビリティ…
どれをとっても、王者の風格です。
真の王者とは野に在るものなのだ。
現に、この「バナナアンドストロベリー」。
いちばん主張してくるのは、強い酸味のストロベリーリボン。
しかし、それにかき消されることなく、
かと言ってでしゃばることなく、
凛としてバナナの香りがするのです。
とは言え、
バナナ単独のやつもあればいいのに、とも思う。
「チョコレート」と合わせて食べたい。
2011-04-04 22:18
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