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38歳:パフェ ブログトップ
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エピローグ:マルチ・パーフェクト [38歳:パフェ]

タフな戦いでした。

「パフェを38種類食べる」...

星の数ほど飲食店がある街で、造作もないことだと思ったのに、
こんなにも時が経ってしまうとは。
38歳にちなんでたはずなのに、39歳を過ぎるどころか、
もう40歳も終わりだし!


リネンは、完璧《パーフェクト》というものを勘違いしていたように思います。

完璧《パーフェクト》とは、
不動で、絶対的で、ただひとつの頂点なのだと思っていました。

しかし。
街中で、あれだけの多種多様なパフェが供されていたように、
世界にはなんと多様な、完璧《パーフェクト》が存在することか!

チョコレートパフェと抹茶パフェとフルーツパフェが並び立つように、
ある人にとっての完璧と、別の誰かの完璧は、共存できる。
「全員にとって完璧な世界」は、作れる。
ものすごく難しいけど、きっと作れるのです。

欲張りましょう、パフェを選ぶときのように。
あのひとの幸せもこのひとの幸せも全部盛り付けて、
色とりどりな、欲張りセットな、パフェのようなパーフェクトワールドを!!


とりあえずリネンは、何か温かい、おなかにやさしい飲み物でもいただきます


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38 西村フルーツパーラーの無花果と柘榴のマスカルポーネムースパフェ [38歳:パフェ]

 nishimura

甘いマロンアイスに、スプーンで切れるリンゴコンポートと、
先制パンチでガッツリ甘い導入部。

ミルク感たっぷりのマスカルポーネムースとケーキ生地が重なった真ん中は、
なんとなくメルヘンチックな、どことなくノスタルジックな洋菓子の世界。

ラストは王道に、本当に王道に、
美しいゼリーでさっぱりと締める。

総合力の高い、隙のない、
実直でありながら華のある、ナイスパフェでございます。

渋谷はかつて、落ち着いたマダムの街だったと聞きました。
だとしたら、ここ西村フルーツパーラーには、
その頃の名残りがあるように思います。
ちょっぴり昭和で、だけど洗練された、老舗フルーツ屋さんのパフェ。

ここは、世間にそう思われているような、
浮わついただけの街ではないのです。
人が集まり、とかく世間の耳目も集める、ド派手なスクランブル交差点のたもとで、
なんだかんだのパーフェクション!


ケレン味たっぷりなようで、王道。
一世を風靡した『おっさんずラブ』は、こんなドラマだったように思います。


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37 サロン・ベイクアンドティーの夜パフェ [38歳:パフェ]

https://salon.adametrope.com/bake/

bake&tea


「子どもの頃に戻りたい」
と...そう、皆さんは、思うことがありますか?
リネンはあんまりありません。
だって子どもになっちゃったら、
パフェにスパークリングワインを注いで食べたりできないじゃあないですか!!

白とピンクのコケティッシュな見た目。
目の前で店員さんがワインを注いでくれる、ちょっぴり儀式めいた高揚感。

軽いようで、こってりとクリーム状なメレンゲ。
爽やかなようで、濃厚なヨーグルトフロマージュ。
酸味のあるシャーベットと、ガッツリ甘いチェリーの落差。
ブドウの寒天をプリプリと味わったと思ったら、
最後は、ほんのり苦くて大人なスパークリングワインのゼリー。

複雑さを愛せるようになったら、一人前。
アルコールで潤んだ、少しあやふやな世界を愛せるようになったら、一人前。
大人になったら空を飛べなくなる?
いいえ、たとえ飛翔能力と引き換えでも、
大人にならなければ到達できないパーフェクションがある!

お酒は発酵食品の王、
人類の「食文化」の粋でございます。


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36 ホテルニューグランドのチョコレートパフェ [38歳:パフェ]

thecafe

具だくさん度:★★☆☆☆
まんぷく度:★★★★☆

ヨコハマの文化は、港町の文化。
日本と外国のコラボレーションが、いつだってヨコハマの郷土色を作り上げてきました。
「外国人をもてなすために考案されたものが~」とか、
「居留地の奥様方に頼まれて作ったのが始まりで~」とか、
ヨコハマの名物には、そういったエピソードがつきものです。

ホテルニューグランドのプリン・ア・ラ・モードはその代表格。
しかし、今日は敢えてチョコレートパフェを頼みます。

運ばれてきたのは、
意外にも飾り気は最低限の、
ドンッ!と重量感のある、
ある種プリミティブなチョコレートパフェ。
一口めのホイップクリームがミルク感たっぷりで高級感出してきてるあたり、
「小細工のない本格派」といった風情でございます。

さて、一般的にチョコレートパフェといえばバナナですが、
ここでバニラアイスやチョコレートアイスと一緒に、パフェグラスに納まるのは、
しっかり焼きこんだメレンゲ。
この焼きメレンゲこそが、当パフェのオンリーワンなところです。
濃厚なアイスクリームに、シュワッと軽~いメレンゲの食感♪

...と言いたいところですが、
このメレンゲ、すごい存在感なんです!
いや食感が軽~いのは間違いないんだけど、
ガッツリ甘いんです!
そんでけっこうたくさん入ってるんです!

ノーバナナだからそんなにお腹は膨れないだろう、と油断していたところにこのパンチ力。
しかもこのパフェ、底にチョコレートソースがたっぷり。
普通は...普通は、ゼリーとかでさっぱり締めるのがパフェの定石だろ!
んもうお腹いっぱいだよ!

ヨコハマの海沿いにあるホテルのカフェ、
と聞いて世間がイメージするであろうオシャンティーさとのギャップ。
質より量?
量より質?
いやいや、「質も!量も!」
という単純明快なパーフェクション!

揺るぎのない、オンリーワンの、個性的な本格派。
ホークスの高橋礼が、いつかこんなベテランピッチャーになってくれたら感無量です。


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35 リンツ ショコラ パフェ レモン [38歳:パフェ]

lindt

具だくさん度:★★★★☆
まんぷく度:★★★☆☆

グラスの底にゼリーなどを入れて、最後をさっぱりと締めるのがパフェというものの定石なのですが、
こちらは最初の一口が、きゅっと酸っぱいレモンシャーベット。
さっぱり締めるのではなく、さっぱり入ります。
クソ暑い夏場に濃厚なチョコレートの風味を楽しんでもらおうと思うなら、
「まずさっぱりさせる」というこの作戦が、正しいのかも知れません。

こうして満を持して登場する中段のチョコレートアイスは、
粒感があって本格派、
こっくりと濃厚なんだけどしつこくなく、
それでいて、レモンソースの風味に主役を譲らない。

チョコレート屋さんなのだから、
当然、このチョコレートアイスを食べさせるためのパフェなのだろうけど、
チョコを全面に押し出しすぎない(しかもきっちり主役は張る)というところが、
なんとゆーか、大人の試合運びですわよね。
まさに、ポスターのモデルをつとめるフェデラーのよう!

federer

それなのに!
ああ、それなのに!


銀座のリンツカフェは、来月で閉店だというのです。
そんな...
さよならだけが、永遠《パーフェクト》だなんて...

フェデラーだって37歳の今でもずっと全盛期なんだから、
カフェもずっと続けばいいのに!


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34 林屋茶園の濃茶パフェ [38歳:パフェ]

hayashiya

具だくさん度:★★★★★
まんぷく度:★★★☆☆

さすがだ。

最初にそう思いました。
抹茶アイス、抹茶ゼリー、抹茶ババロア。
すべての抹茶スイーツがきちんと抹茶なのです。
薄暗く静かな店内もあいまって、
本当に茶室でお茶をいただくときのよーな、
すっと世界が遠のく感覚すら覚える。

しらたまももちもち!

そうかとおもえば、
生クリームがミルク感ありありで凄まじい。
こんなに和テイスト満載だけどやっぱりこれ洋菓子だわ、と思わせます。

そうかとおもえば、
添付のお茶っ葉の佃煮?がしょっぱくていい!
にくいっ!

最後は、最下部のゼリーとあんこを全部混ぜて、
渾然一体といただくのです。

メリハリ。そして幽玄。
日本が世界に誇る、「禅」という名のパーフェクション!


いやほんとさすが林屋だわ


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33 横濱珈琲店のチョコパフェ [38歳:パフェ]

http://www.yokohama-5bangai.com/wordpress/?page_id=297

IMG_20190608_141940.jpg


日本のサグラダ・ファミリアとの呼び声高い、横浜駅。
永遠に続くかと思われた再開発工事も、
ようやくゴールが見えてきたようで...

そんな、様変わり真っ只中の横浜駅西口にあって、
昭和の気配を絶賛放出中の珈琲店。
それがここ、横濱珈琲店であります。

なんちゅーか、
単に昭和なだけじゃなくて、
「異国情緒と言うより、ヨコハマ情緒」ってんでしょうかね。
船とか海とか舶来品(?)とか、
港町っぽい、ヨコハマっぽいモチーフを随所に配置した店内です。

うまく言えないけど、
昭和な喫茶店は普通「レトロ」なんだよね。
で、ヨコハマの昭和な喫茶店は「モダン」なんだよね。

いずれにせよ、ノスタルジックな中にも、さりげなく本格派なのがヨコハマクオリティ。
そう思うのは、リネンがゴリゴリのヨコハマ贔屓だから。
そして、パフェに入っているケーキが、どっしりとしたクラシック・ショコラだったからであります。
甘さ控えめのコーヒーゼリーで、最後をさっぱりしっかり締めるという基本にも忠実。
そして、なにげにけっこう満腹にしてくれる。
みなとみらいのきらびやかさと比べれば、いっそ無骨とも言える佇まい。

しっかりと。
どっしりと。
堂々と。

目まぐるしく移り行く都会にあって、
「地に足をつけた」というパーフェクション!

まさに港のような女、のようなパフェですわ。


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32 エレーナのいちごパフェ [38歳:パフェ]

http://www.yamate-elena.com

elena

具だくさん度:★★☆☆☆
まんぷく度:★★★★☆

横浜。山手。港の見える高台。

オサレな立地からの、ストロングスタイルなパフェを見た。

とにかくアイスのボリュームがすごい。
一番下にもコーンフレークとか入ってなくて、
クリーム層とアイス層が反復して折り重なって、
結局最後までアイス!

これ、平たいお皿に盛ったら単なる大盛りアイスなんだけど、
細長いグラスに盛って反復させてるから「パフェ」なんだよね。


「ゲッツ!」だけでは笑わない。
「ゲッツ&ターン!」でも笑わない。

でも、

「ゲッツ&ターン&リバース!!」
と来られると、思わず吹き出してしまう。
シンプルだけど大切な、「反復」というパーフェクション!

ちなみにこのお店、場所が高台も高台で、
どこからどうアクセスしても結構な坂を登ることになるので、
パフェも実質カロリーゼロです。
ますますパーフェクト。


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31 ぱんだ珈琲店のいろいろフルーツのぱんだパフェ [38歳:パフェ]

https://pandacoffeeten.com/top.html

panda
ドリンク付き¥1000

まんぷく度:★★★☆☆
具だくさん度:★★★★☆


ご存じの方はご存じでしょうが、実はリネンは女子力が低いです。

まぁ、もともと桐谷美玲ちゃんみたいな顔に生まれつかなかったのも事実ですが、
そもそも「かわいくしよう」「女の子らしくしよう」という努力を、
放棄ぎみだったんです。思春期の頃。
なぜかって、
それって男に媚びろってことじゃん!と思ってしまったからなんですな。
古い!ダサい!教養ある現代女性のありかたではないッ!!

でも、今なら分かります。
かわいいことは悪いことではない。

自分のかわいさを自覚して、
かわいい振る舞いにかわいい装飾、
狙って狙って、作り上げられたかわいさは、
りっぱな自己表現だし、美しい。

ぱんだ珈琲店のパフェを見て、その思いを新たにしました。
かわいいインテリア、
かわいいスプーン、
色とりどりでかわいいフルーツ、
それに、このぱんだ!
ぱんだって時点でかわいいのに、このポーズ!このちまっこさ!!
しかも「パンダ」じゃなくて「ぱんだ」!!!


かわいくて何が悪い!!


ソフトは少し黄色がかってバニラの粒が見えて、
カスタード感すらあります。
中のフレークも砂糖がかかった甘いやつ。
ぱんだも甘いマジパン。
かわいいうえに、夢みたいに甘いパフェだなぁ...

と思ったら、最下層はなんとヨーグルトでした。
ああ、なんて食後感だ!
どんなにかわいくても、ふわふわしてるように見えても、
やはり女子は侮れない。
最後はきっちりサッパリ締めるのです。
見た目も実力も両獲りするパーフェクション!

なんだか、映画『キューティ・ブロンド』が観たくなってきました。


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30 ダリのチョコレートパフェ [38歳:パフェ]

https://www.google.com/amp/s/s.tabelog.com/tokyo/A1314/A131403/13057823/top_amp/

dali_iriguchi

入りづらっっ!!


知ってる街だからいいけど、
海外旅行だったら絶対に足を踏み入れないゾーンです。
この不穏なゾーンの先に、「穴場」「隠れ家」を通り越して「秘密基地」の様相を呈する喫茶店があるのです。

dali
¥700

ていうか、パフェがどうこう以前に、
なんてエモいテーブル(?)でしょう。
まだ動くのかな、これ。

さて、パフェにとりかかりますか。

具だくさん度:★★★☆☆
まんぷく度:★★★★☆

うーーん...
男性的!!

パフェには乙女成分が必要、と以前に書きましたが、
ここのパフェには乙女の気配を感じません。
「おれ、本当はパフェとか好きなんだよねーww」
というオッサン、もしくは男子高校生のイメージばかりが脳内に去来するのです。

いい意味で工夫のないビジュアル。
ボリュームは正義!と言わんばかりに、妙に大容量なバニラアイス。
グラスの底に溜まるチョコソースも、かけたいだけかけました!みたいなたっぷり具合で、
パインやみかんがチョコフォンデュ状態で楽しめます。

店内全面喫煙席。
マンガ読み放題(しかもわりと頻繁に入れ替えてるっぽい)。

冒頭で述べた「秘密基地」以外にも、
「タイムカプセル」「20世紀少年」「部室」などなど、
なんだか男のコなワードばかりが思い浮かぶ店。
悟空茶荘とはまた真逆の「長居上等!」なステキ空間なのであります。

「元・男のコ」の居座る場所。
都会の片隅の部室。
終わらない青春(但し爽やかとは限らない)というパーフェクション!


いくつになってもやることが小学生レベル(誉めてます)な、
カープの菊池選手みたいなタイプとみた!


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