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37 ベイスターズエール/ベイスターズラガー【横浜】 [37歳:ビール]


ちなみに肴は、ユニホーム姿のイケメンどもです。あとはベイカラとかシウセージドック。

(ベイスターズエール)
baystarsale
ほろにが度:★★★☆☆
いい香り度:★★★★★
昨季引退した三浦大輔のように華のあるビール度:★★★★★

(ベイスターズラガー)
baystarslager
ほろにが度:★★★★☆
いい香り度:★★★★☆
昨季引退した三浦大輔のように苦み走ったいいビール度:★★★★★




「スタジアムで飲むビールは なんでこんなに美味しいんだろう」


横浜スタジアムのカラービジョンで、試合前に流れまくっているCMのフレーズです。


「スタジアムで飲むビールは なんでこんなに美味しいんだろう」


今回のビール飲み比べを始める前から、心のどこかでは分かっていました。
「何を飲むか」ではなく「どこで飲むか」なんじゃないか、と。

球場で飲むビールは、ただでさえ、どんな有名な銘柄にも勝るもの。
そこへもって、
球団オリジナル醸造のクラフトビールなんか持ってこられた日にゃ、
ファンの財布のヒモはもう、ゆるっゆるのダルッダルです。


オリジナルビール第一弾として作られたエールは、
柑橘系のようなフローラルのような、いい香りがぷわぁっと嗅覚を疾走します。
よくよく飲むとけっこう苦いんだけど、香りのおかげで和らいでる印象。

その翌年あたりに登場したラガーは、
いわゆる男性的と申しましょうか、
ビールはやっぱりこうじゃなきゃ!とばかりに、苦みが先にボンと来ます。
液体が喉を通過した後になって、いい香りが嗅覚に立ち昇ってくる感じ。


華やかさの向こう側に苦みのある、ベイスターズエール。
苦みの向こう側に華やかさのある、ベイスターズラガー。

勝負のあやとか、
ヨコハマという街のありようとか、
プロ野球の世界の厳しさとか、
震災や戦争といった艱難辛苦の歴史とか、
弱小と言われ続けたチームのこととか、
それでもヨコハマを愛し続けた歴代のハマッコたちとか、
「クジラ」の血を引く目の前の選手たちとか、

いろいろな愛着やいろいろな誇りを、勝手に投影したくなる。

蒼天のデイゲームにも、暮れなずむナイターにも似合う、美しいビール。


野球ファンの心理や、ヨコハマ市民のプライドに、絶妙に働きかける。
三浦番長のピッチングもかくや!
針に糸を通すコントロールの、美事なマーケティングでございます。



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