22 りんごソルベ [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★☆☆☆
具だくさん度:★☆☆☆☆
名前告げるの恥ずかし度:★★☆☆☆
シャーベットを「ソルベ」とオシャレに呼ぶ言い方は、
あたしは『西洋骨董洋菓子店』で初めて知ったんだけど、
皆さまはいかがでしょうか。
もっとシャリシャリしてるのかと思ったら、
想像よりスムースで粘度があって、
ちゃんとキュッと甘酸っぱくて、
すごくりんごらしい。
思えば私は、りんごが好きだな。
ジュースも、りんごジュースが好き。
ジャムも、りんごジャムが好き。
アップルパイが好き。
朝食りんごヨーグルトが好き。
生のりんごより、
加工したりんごが好きなのかな。
リアルのイケメンより、
2次元のイケメンの方が萌える、ってのと関係あるのかな。
ないな。
21 オレオクッキーアンドクリーム [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★☆☆☆
具だくさん度:★★★☆☆
名前告げるの恥ずかし度:★★★☆☆
遠目にはチョコチップアイスと変わらないけど、
チョコのカケラたちは小さいながら一粒ずつがパリパリしてるのに対して、
オレオクッキーはいい意味でネットリしている。
チョコチップは「アイスに入ってる」けど、
オレオは「練りこんである」。
ところで幼少期、アメリカに住んでいた頃、
オレオクッキー(ミント味)というモンがあったんだよな。
ミント味の、うす緑のクリームがはさまってるの。
けっこー好きだったんだけどな…日本で見ないな…
あ!!
過日の「チョコレートミント」と、この「オレオクッキーアンドクリーム」でダブルにすれば、
気分だけでも味わえたかも!!
なんでその時に気付かなかったんだろう!!
というわけで、
アイス屋の醍醐味は、ダブルでの組み合わせでいかにセンスを発揮するかであると、
勝手に思っているわけなのですよ。
着物の色合せを競った平安貴族のごとく。
皆様も、アイス屋ではぜひ、ビビらずにダブルを!!
(いや、余計なお世話だなこりゃ)
20 抹茶 [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★☆☆☆☆
具だくさん度:★☆☆☆☆
名前告げるの恥ずかし度:★☆☆☆☆
「抹茶」の味と言うより、
「抹茶アイス」の味。
スーパーで売ってるカップアイスで、
周りが抹茶味のかき氷で、真ん中にバニラアイスが入ってるやつ、ありません?
あれの味。おばあちゃんちの夏休みの記憶。
ところで抹茶アイスと言えば、オバマ大統領ですよね!!
前に来日して鎌倉に来たとき、
「鎌倉は子供の頃にも一度来たよ、でもその時は大仏より抹茶アイスに食いついてたけどね(笑)」
とコメントしたのは有名。
でも、地元のお土産屋さんにキキコミをしたところ、
オバマさんの年齢から言って、当時の大仏周辺では、
抹茶アイスを出してる店はまだなかった可能性が…とのこと。
するとオバマさんは、他の場所で食べた記憶と混ざってるのか。
あるいは、確かにアイスは買ってもらったんだけど、
日本っぽく「抹茶アイス」と、想い出を脚色して話したのかも知れないな。
呼吸をするようにコメントにユーモアを加えるところは、
アメリカ人のいいところだと思うんだな。
息子ブッシュ大統領が、喉にプレッツェルを詰まらせて逝きかけた(!)とき、
「そういえば昔オフクロに、寝そべってモノを食べるなと教わったんだったよ」
とコメント出してて、(政治手腕は別にして)さすがにアメリカの大統領!! と感嘆したのでした。
それを受けてホワイトハウスに、業務用みたいなプレッツェルの大袋を送りつけて、
「大統領閣下へちゃんと座って食べてね」
とメッセージを添えたメーカーもステキ。
アメリカ人のそういうところが好き!!
なんの話だっけ。
そうそう、同じ抹茶フレーバーでも、
ハーゲンダッツでは「グリーンティー」と呼びます。
オサレ!!
更にオサレなところでは、
イタリア風ドルチェの店シーキューブでは「テ・ヴェルデ」と、
フランス菓子のダロワイヨでは「テ・ヴェール」と呼びます。
カッコイイわ。
19 ジャモカアーモンドファッジ [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★★☆☆
具だくさん度:★★★☆☆
名前告げるの恥ずかし度:★★★☆☆
コーヒー味に、チョコレートリボンだもん。
あたしの好きな成分だけで構成されてるもん。
まずかろうハズがない。
あはははー、美味いねぇー。
ところで、
コーヒーとチョコ…というかココア、に関して、
おもしろい話を聞きました。
コーヒーって、眠気覚ましに飲むイメージあるじゃない?
でも「カフェインで目が覚める」っていうのは、
昔々、まだコーヒーを飲み慣れてなかった頃の日本人の話なんだって!!
現代の日本人はコーヒーに慣れてるから、あれしきのカフェインでは効かず、
むしろ良い香りでリラックスしてしまうんだって!!
しかも、眠気覚ましなら、
むしろココアのほうが効くんだって。
なんて骨体!!
そりゃ茶魔語も出ますぶぁい!!
コーヒーは大人の味で、
ココアは子供の飲み物じゃなかったの!?
寝る前にリラックスしようとしてココア飲んでた私は、
知らずにむしろボルテージを上げてたの!?
「寝る前にボルテージ」って一歩間違えたら下ネタだよこれ!!
ジャモカアーモンドファッジなら、プラマイゼロになるのかな?
18 チョコレートミント [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★☆☆☆
具だくさん度:★★☆☆☆
名前告げるの恥ずかし度:★☆☆☆☆
チョコミントのアイス、
ってわりと定番だと思うんだけど、
なーんか意外に不人気なんだよなー。
スーパーでも売ってたり売ってなかったり。
なんでかな?
ハミガキ粉っぽいから?
でも、
ハミガキ粉がミント味だからって、
ミント味がハミガキ粉っぽいというのは、
本末転倒だと思うワケですわ。
キンモクセイがトイレっぽい、というのと同じです。
ほぼ関係ないけど、
(このシリーズほとんどそうだけど)
「タバコの匂いは父の匂い」っていうのは以前よく聞いたよね。
これは、なんかイイ本末転倒だよね。
前に職場にいた人で、
レモンタバコの匂いがする人がいましたよ。
と言っても、そーゆータバコがあるわけじゃなくて、
ヘビースモーカーかつ粒ガム(レモン味)の愛用者だったのです。
だから、タバコの匂いとレモンの匂いが同時にしたら、
たとえ姿が見えなくても、
半径5メートル以内にその人がいる! と分かったもんでした。
あたし的には、
レモンタバコはこーじちょーの匂いなのでした。
とは言え、そんなピンポイントな匂いが街角でするハズもなく、
ぶっちゃけ今後の人生にまず関係のない記憶なのでした。
元気かなー、こーじちょー。
17 ロッキーロード [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★★☆☆
具だくさん度:★★★★☆
名前告げるの恥ずかし度:★★★☆☆
皆さん薄々お気付きかと思いますが、
「31歳であるうちに、なるべくたくさんサーティワンを食べる」という企画から、
「31歳のうちになんとしても31種類食べる」という企画に、シフトしております。
さて、ロッキーロード。
翻訳すると、岩だらけの道というところでしょうか。
ベースとなるチョコアイスは、想像よりも甘さ控え目。
山は見た目ほど甘くない、という表現だな!!
のぞむところだぜ!!
そして、ほとんどホールのままでゴリゴリと入っているアーモンド。
堅い岩の表現だな!!
のぞむところだぜ!!
そして、ところどころに覗く白いマシュマロ。
まだ寒さも厳しい頃、残雪の表現だな!!
のぞむとこ…
ぶにゅ。
…。
……。
味とかなんとか以前に、
マシュマロのぶにぶに感が気になって仕方ない…
たしかに山とゆーのは、
なんかあやしい草とか、
なんかあやしい虫とか、
なんかあやしい水とか、
都会っ子の想像を超えて「有機的」なモノだが…
まさか、そこを表現する?
16 へーゼルナッツチョコレート [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★★★☆
具だくさん度:★★★★☆
名前告げるの恥ずかし度:★★☆☆☆
子供の頃、世界はもっと、
リスクに溢れていたように思った。
初めてキウイフルーツを食べたとき。
半分に割ったキウイとスプーンを渡され、すくって食べろと言われた。
あんまり皮のキワまで食べると、あとで舌がピリピリするかも知れないと注意された。
案の定、ピリピリした。
キウイはリスキーな食べ物だ。
魚を食べると、
だいたい3回に1回くらいの頻度で、骨がのどに引っ掛かった。
親には「寝れば取れる」と一刀両断されていた。
実際、寝るとその間に取れてたけど、
魚はリスキーな食べ物だ。
そして、ナッツチョコレートである。
それぞれ、単独でも「鼻血が出る」というリスクが囁かれる食べ物である。
あまつさえ、それを組み合わせようというのだ。
いったいどこまで高リスクなのか。
人は、そこまでして、チョコレートにナッツを封入して食いたいのか。
あぁ、食いたいね。
アイス自体が、単なるチョコ味でなく、
ほんのりへーゼルナッツの風味。
これまたへーゼルナッツ風味の大粒チョコがゴロゴロと入っていて、食いでがある。
缶に入ってる、ちょっといい粒チョコを思う存分食べたような、
輸入食品店で買ったジャンドゥーヤのような、
あたし好みの味。
15 ラブポーションサーティワン [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★★☆☆
具だくさん度:★★★☆☆
名前告げるの恥ずかし度:★★★★★
すごい。
ラブ、ポーション、サーティワン。
味を表す単語が、一つも入ってない。
しかもモー娘の「ラブレボリューション21」に酷似。
ところで、「暗殺」には2種類ある。
ひとつは、「これは暗殺なんだぞ」ということを世間に知らしめる暗殺。
みんなが見てる前で、テレビカメラさえいる前で狙撃された、
ケネディ大統領の暗殺がそうだ。
もうひとつは、他殺なのだということさえ世間に気付かせない暗殺。
味も匂いもない、おまけに跡も残らない毒薬が、ある日こっそり食事に盛られ、
「まだお若いのに、心臓発作だなんて…お気の毒に…」
と、葬儀の参列者が泣いているようなパターンだ。
この後、妾の産んだ第二王子が即位することになるだろう。
なんでこんなこと書くかと言うと、
このラブポーションサーティワン、
「恋の媚薬」という名を持つ割には、分かりやすすぎるのだ。
甘酸っぱいベリーソースに、ハート形のチョコがゴリゴリ入っている。
実に爽やかで、ストレートで、分かりやすいラブなのだ。
「センパイ大好きー!! ガチで好きーー!!!」
と、ハイテンションな女子高生が絶叫しているみたいなのだ。
恋の媚薬の使用方法としては、
やっぱり相手が気付かないように、こっそり飲ませるのが正しいと思うのだけど。
センパイ
これ飲んだら、私のこと好きになるんです
飲んで下さいッッ
…って言われたら、センパイどうするかな(笑)
……好きになるかも知れないかな?
14 チョップドチョコレート [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★★★★☆
具だくさん度:★★★☆☆
名前告げるの恥ずかし度:★★☆☆☆
「チョコレートチップ」とは、刻んだチョコのこと。
「チョップドチョコレート」も、刻んだチョコのこと。
では何が違うかと言うと、サーティワンにおいては、
バニラアイスにチョコチップが入ってるものと、
チョコアイスにチョコチップが入ってるもの、
の違いなのです。
日本語って、こういうの多いですよね。
言葉の意味は同じなんだけど、言い方によって何を指すか区別する、
という手法。
「ビジター」は野球で、
「アウェイ」はサッカーとか。
英語の「カード」は普通のカードで、
ポルトガル語の「カルタ」は札取る遊びで、
ドイツ語の「カルテ」はお医者さんが書くやつとか。
「キャップ」は帽子orフタで、
「チーフ」は組織のリーダーで、
「シェフ」は料理長とか。
「うさぎ」は動物で、「バニー」はお姉さんとか…
「せっけん」はお風呂に置くやつで、
ソ…
なんでもない。
お味はと言うと、
チョコレート味と言うよりは、ミルクココア味とでも言うような、
がっつり甘い中にも優しい味。
舌に溶け残る、細かいチョコの感触が、
満足感を高めます。
13 ナッツトゥユー [31歳:サーティワンのアイス]
甘ったる度:★☆☆☆☆
具だくさん度:★★★★☆
名前告げるの恥ずかし度:★★★★☆
アイスの具としてナッツが入ってるのではなく、
ナッツをおいしく食べるためにアイスが添えてあるみたい。
ひとくちごとに、色んなナッツが口に入る。
あ、クルミ。
アーモンド。
今、ピーナッツの味がした!
甘さ控えめで、男性向き!!
…という言い方は、ほんとはしたくないのだ。
なんか、前時代のジェンダーにとらわれてます感まる出しだし。
「男が甘党で何が悪い!!」という芝田山親方をリスペクトしているし。
でもまぁ、
「子供連れてサーティワンに来たお父さんにおススメしたいな」
と、とっさに思ったのだからそれでいいか。
ボクはチョコ、ママはストロベリー、そしてパパはナッツさ!!
みたいな感じなのだ。
おっさんにこそ親しんで欲しい、いぶし銀のフレーバー。
あぁ、それなのに!
それなのに!
「ナッツトゥユー」って名前が恥ずかしい!!
なんでや!
なんでここで、「to you」なんやー!!