２２ Burger 5

　　　肉度：★★★☆☆
ジャンク度：★★☆☆☆
まんぷく度：★★★☆☆


メモ（１）

ハンバーガー屋がアメリカ属性だからといって、
東南アジア系の店員さんがいることに、意表を突かれるのはオカシイ。
そもそも、これまで訪れたバーガー屋さん、
みんな日本人だったんだし、
なんと言ってもここは東京、銀座なのだから。




メモ（２）

付け合わせのポテトが、
太いのと細いのと２種類、混在している。
たったそれだけのことがけっこう嬉しい。
「たったそれだけのこと」と言うけど、今まででこの店が初めて。


メモ（３）

この店、なにげにケーキ類が充実してるっぽい。
チーズケーキとかアップルパイとか美味しそう。
「スイーツは女子供のモノ」と思っているのは、
たぶん、日本人の一部だけ。
スイーツを制せざるうちは、真のアメリカ属性とは呼べぬ。

また来なきゃ、ケーキ食べに・・・

２１ ＮＩＲＥ’Ｓ（２０’ｓ） ＤＥＬＩ

子連れの先客がいると思ったら、
その人がサッと立ちあがって「いらっしゃいませ！」
おかみさんが、子守りしながら仕事してたのだ。



　　　肉度：★★★☆☆
ジャンク度：★☆☆☆☆
まんぷく度：★★★☆☆


「所帯じみてる」ってことと、
「家庭的」ってこととは、
違うんだな～…と、改めて思ったしだい。


「赤ちゃん連れ歓迎（オムツ台あります）！」
「ペット連れＯＫ！」
「オーガニック野菜を使ってます！」
このあたりの店づくりは、いかにもパパママ目線。

「徒歩５分ならデリバリーＯＫ」というのも、
業務形態として配達をやっていると言うより、
「近くだったら持ってってあげるわよ～！」という、
お母ちゃんの世話焼きに近いものを感じる。

あげくに（ヒマな時間帯だったからだとは思うけど）、
店主夫婦が赤ん坊をあやしながら働いてるんだから、
もっと所帯じみててもおかしくない状況なのに、
このお店、きちんとアメリカンテイストでモダンでオシャレなのだ。

むしろ、子育てをコンセプトにした店なのかと思ったくらい（笑）
「待機児童なんですよぉ～」とのコトだったので、
おかみさんとしては、不本意なのかも知れないけれど。


バーガー自体は、いわゆるグルメバーガーなのに、
タルタルソースはピクルスとゆで卵がゴロゴロしてて、
そこだけ急に「ウチの台所で作りました」的だったりして、

あぁそうか。ここは“洗練された家庭”なのか。

２０ ウェンディーズ

となりのクラスにいて、
何回かいっしょに遊んだことのある、
普通の女の子。

日本を出て外国に転校してしまった…
と思っていたら、数年後、
セレブな帰国子女となって帰ってきた！！

そんな感じの、ウェンディーズ。
ウェンディーズに行くために、表参道を訪れることになろうとは…
ヴィトン、カルティエ、ウェンディーズ、シャネルですもの。



　　　肉度：★★★☆☆
ジャンク度：★★★★☆
まんぷく度：★★★☆☆

「ウェンディーズに行ったらチリを食え」という諺どおり、
サイドオーダーにチリを選ぶと、より肉度がアップします。



パテはちょっとふわっとしていて、
いい意味で油ギッシュ。
そこに、マスタード・マヨネーズ・ケチャップ。
言うなれば、けっこう子どもっぽい味なんだよね。

会わなかったあいだに、
大人になって美人になってセレブになっちゃったのかと思ったけど、
話してみたら、意外にも昔のとおり、
明るく元気な町娘でした…　という感じ。

でも、
「ウェンディーズのバンズって、
　こんなにバターが効いてたっけ？」
というように、ふとしたところで毛並みの良さを垣間見せたりも。


ねっウェンディちゃん、
あんたが日本に戻ってくれて、ほんとに嬉しいよ。
でもさ、おせっかいを承知で言うけどさ、
表参道ヒルズのお向かいさんなんて、こんな気取った街で、
あんたほんとに、やってけんのかい？
待ってるよ。
今度はあんたが、うちの地元に来てくれるのをさ！

１９ ハワイアンテーブル ラニラニ

羽田空港の５階にある、ハワイアンレストラン。
せっかくなんだから、
ロコモコとか、アヒポキ丼とか、モチコチキンとか、
ハワイっぽいものを頼みたい…
という気持ちをグッとこらえ、バーガーを注文。



空港のレストランと思って甘く見ましたが、
わりときっちり大きめなバーガーで、
割高感はありませんでした。
直径がワッパーくらいあると思ってください。

せめてものハワイ感を…
と思って頼んだ、ロミロミサーモンのサラダ。
間違って大きいやつを頼んでしまい、ちょう満腹に。

これから向かう田舎では、祖母が、
煮物やら、きんとんやら、黒豆やらを大量に用意して、
若者（３２歳）にたらふく食べさせようと、
手ぐすね引いて待ちかまえていることを思えば、
やや愚行だったかも知れません。
サーモンおいしかったからいいか。


さて、羽田の５階ということはつまり、
ここは展望デッキのフロアなのです。
大きな窓の外には、デッキにたむろする人々や、
その向こうの滑走路、そして海が見えます。



ハワイアンテイストな店内とは打って変わって、
寒風吹きすさぶ年末の屋外。
だけど、あの海の向こうには、ハワイがあるんだよなぁ…

と思ったけど、考えてみたら、これ東京湾だった。

１８ ウーピーゴールドバーガー

　　　肉度：★★★★☆
ジャンク度：★★☆☆☆
まんぷく度：★★★★★



なんでも、世の中には、
恥ずかしいセリフをわざわざ言わせる、
というプレイが存在すると聞き及んでおります。

それと関係があるかは不明ですが、
「森のきこりの何とかサラダ」とか、
「おすましプリンセスの何とかパルフェ」とか、
恥ずかしいメニュー名で客を翻弄する飲食店も、存在します。

ここも、どちらかと言えば、
ソッチ系の店かも知れません。
店名である「ウーピー・ゴールドバーガー」をはじめ、
「サラ・ジェシカ・バーガー」、
「ヘレナ・ボナム・バーガー」、
「ケビンベーコン」などなど、
怒濤のダジャレ攻勢で、
いったい何がはさまってるのか、
名前からはまったく分かりません。
(あ。ケビンベーコンだけは、ベーコン入ってるわ)

ウェルダンなパテは、ヘタなイカより弾力があるのでは…
と言っても過言ではなく(さすがに過言)、
見た目の厚さより食べ応えがあります。

全席カウンターで、
店員はＴシャツにバンダナにヒゲの兄ちゃんで、
モニターにはスノボだかスケボーだかのビデオが流されているという、
いろいろとワイルド系な店内です。
ザ・事務員☆通勤ルックのリネンは、若干アウェーイ(笑)

ちなみに、店員さんは親切にも、
「付け合わせは、マッシュポテトとフライドポテトと、どちらに…」
と訊いてくれたけど、
このマッシュポテト、正式名をば、
「ナタリーポテートマン」となむ言ひける。



ホントはビール飲みたかったけど、
「生ビールゲイツ、一丁！」
とオーダーするのが恥ずかしいので、
仕方なく諦めたというのは内緒。

１７ ロコフィ

　　　肉度：★★★★☆
ジャンク度：★★★☆☆
まんぷく度：★★★★☆



「ロコ」とついてるから、ハワイ系の内装なのかと思ったら、
別にそーゆうワケではなかったでござる。
それどころか、タコスだのトルティーヤだの、
むしろラテンアメリカ寄りだったでござる。

結論から言うと、ここのバーガーは、
肉が厚くて存在感があって、
チリビーンズとかアボガドとかのオプション抜きでも、
満足度が高ーい!!



ソースがまた美味しいのです。
イヤッホォォゥウ!!
バーベキュー風味だぜ!!
バーベキューソースというのは、なんでこんなに心が踊るんでしょうか。
お祭で、モロコシとかイカとか焼いてる屋台の、
コゲたしょうゆの匂いくらい、心が踊るんだけど。


…おそらく、ＢＢＱソースもコゲしょうゆも、
「火」「煙」の存在を、意識させるからだろうな。


太古の昔、「火」を手に入れた人類が、
それまで食べていたものを、初めて「焼いて」みた瞬間。

そのとき、
「餌」は「食事」になり、
「生存」は「生活」になり、
霊長目「ヒト」は「人間」になったのだ…

時代が下り、
茹でる・蒸す・炊くなどの調理法が増えて、
電子レンジとかクッキングヒーターとかの道具が増えても、
私たちは、私たちが初めて「食文化」を得たときのことを、
メラメラ燃える火で焼いた食材のことを、
その喜びと興奮を、
忘れてはいないのだ。



という仮説。

１６ Ｌ．Ａ．ＤＩＮＥＲ

　　　肉度：★★☆☆☆
ジャンク度：★★★☆☆
まんぷく度：★★★☆☆

パテは薄めで、しっかり火が通ってるけど、
意外(?)にも、噛むとほどけるような感じも。
ピクルスとマスタードの酸味が利いてます。

狭いながらも、
アメリカ50年代を意識した内装。
壁には、地元のバスケチームのポスター。
明るい兄ちゃんが切り盛りする、お手頃価格のハンバーガー屋。



しかし、テイクアウトを持って一歩外へ出れば、
隣には老舗の「川端ぜんざい」、
反対側には、にわかせんぺいの野球帽で有名な「松田刺繍店」、
商店街のスピーカーから流れる、勇ましい「いざゆけ若鷹軍団」…


コッテコテの博多ど真ん中にあって、
よくアメリカ感を保ってるもんだと思います。

１５ トランスファー

こないだクア・アイナに行って以来、
「ハンバーガーにビール」というのが、クセになってしまった・・・



　　　肉度：★★★★★
ジャンク度：★☆☆☆☆
まんぷく度：★★★★☆

目で見た印象より、実際かぶりついたときのほうが、デカい！
パテを引っぱり出してお皿に盛っても、
「ハンバーグ」として通用しそうです。
つまり、モスの“ハンバーグサンド”にコンセプトが近いのですね。
あとこれ、ポテトが極太。



「トランスファー」という名のとおり、
店内は、空港あるいは地下鉄をモチーフにした内装。


海外旅行はほとんど直行便だった私にとって、
ちょっとあこがれの存在。
それが、乗換え飯／トランジット飯。

飛行機の乗り換え・乗り継ぎの待ち時間に、
空港内で食べる軽食は、
B級グルメっぽいながら、異国情緒がありそうで・・・

フランクフルト空港のソーセージ・・・
シカゴ空港のシカゴピザ・・・
スワンナプーム空港のパッタイ・・・
ジョン・レノン空港のベイクドビーンズ・・・は、悪評高いかな・・・


ここ「トランスファー」のハンバーガーも、
私にとっては、乗換え飯ですけどね。
山手線と、京浜東北線の。
（いや、改札出ないと行けないから、厳密には違うな）

１４ KUA`AINA

日本で、グルメバーガーの草分けとなったのは、このクア・アイナ！
・・・リネンの実感ではそうなのですが、実際どうなんでしょうか。

時はおりしも、「ユニクロ・１００均・半額マック」の時代。
マック＝安い
モス＝高い
という金銭感覚で生きていた、大学生のリネンにとって、
平均予算１，０００円オーバーのクア・アイナは、衝撃でした。

戦闘力５＝ゴミめ！
戦闘力４００＝つよいわよ・・・！
とか言ってたのに、一歩宇宙に出たとたん、
「わたしの戦闘力は５３万です」って言われたような気分。

さて、なにを食べましょうか。


期間限定　１／４アボカドバジル
単品￥７８０とお高いけど、クーポン使ってビール￥０でゲット

店員さん
「こちら、お肉が少々ちいさめとなっておりますが、よろしいですか？」

あ、そうなんだ。
せっかく来たんだから、大きいヤツ頼めばよかったかな。
まあいいか、もう注文しちゃったし・・・



クア・アイナのレギュラーメニューには、
１／２ＬＢ（＝大）と、１／３ＬＢ（＝小）が用意されています。
ＬＢってのはパウンドのことです。
リネンが頼んだのは「１／４」だから、たしかにちいさめですね。

いやまてよ、１／４パウンドのパテっていったら、
マックで言えば、クォーターパウンダーじゃないですか・・・！！



　　　肉度：★★★★★
ジャンク度：★★☆☆☆
まんぷく度：★★★★☆



パッとみた感じだと、
「デカい！　巨大！」ってワケでもないのに、
ミシッとした肉が、お腹にたまる！

最初は、ちょっとパサついてるように思ったけど、
こうなると、かえってそれでビールがすすむ！

あと、バンズについてるケシの実がうまい！

オレは　こんなバケモノを
たいらげるつもりでいたのか・・・！

１３ ロッテリア

絶品チーズバーガーは絶品だけど、小ぶりなのが難点だなー。
ポテトで補完しましょう。



　　　肉度：★★★☆☆
ジャンク度：★★★★☆
まんぷく度：★☆☆☆☆


ところでリネンは、ソフトバンクホークスのファンなのですが、
2005年、優勝をロッテにかっさらわれたのを恨み、
一時期、「ロッテ製品不買運動」を個人的に展開していました。

ロッテリアはもちろん、
コアラのマーチも、雪見だいふくも食べられない、
意外に過酷な日々でした。


さて、昨年2010年。
我がホークスは再び、プレーオフでロッテに負けました。
リーグ戦１位のホークスが、３位だったロッテに、優勝をかっさらわれたのです。

しかし今年は、リネンは、ロッテボイコットを行っておりません。
むしろ、対ロッテ戦の野球中継がある日には、
「ロッテをガブリと食ろーたるばい！！」と、
チョコパイをむさぼり食いながら、テレビを見たりしていました。

うん、このほうがいい。
リネンはゲンかつぎができるし、
ロッテは商品が売れてもうかるし、
Ｗｉｎ－Ｗｉｎってヤツじゃないですか。



・・・ただ、個人的には、
ロッテリアの看板商品（スペシャリテ）は、
えびバーガーだと思いますわな。